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2年続けて子どもの農漁業体験が減 ネット生活好きは増

2面記事

財団

民間調査

 コロナ禍が広がる前の令和元年度から3年間にわたり、小・中学生の実体験とインターネット利用について調べてきた博報堂教育財団こども研究所の調査で、2年続けて農漁業体験を持つ子どもが減る一方、テレビやスマートフォンで動画を視聴する子どもが増えていることが分かった。小学校4年生以上を対象に調べた。「ネット上での生活が好き」と答えた割合も2年続けて増えた。
 今回は昨年10~11月、1200人を対象にインターネットで回答を求めた。令和元年、令和2年にも同じ時期に行っている。
 「これまでに体験したこと」を尋ねたところ、「農業・漁業に関する体験」を挙げた割合は、令和元年が51・4%、令和2年が48・7%、令和3年が46・6%と減り続けた。
 「社会科見学・職場体験」は86・8%、80・6%、80・9%と、昨年は微増した。
 テレビでYouTube、ニコニコ動画などの動画サービスを見ている割合は28・1%、34・1%、43・8%と増加を続けている。
 「ネット上での生活が好き」と答えた割合も34・8%、43・5%、46・8%と、2年続けて増えた。

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