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皮付き根菜おいしく調理 食品ロス削減で給食をSDGs化

1面記事

市町村教委

SDGs給食を食べる児童

茨城・取手市

 茨城県取手市教委は今月から、廃棄物を減らすため、学校給食で使う根菜の一部を皮が付いたまま調理している。国が定める食品ロス削減月間に合わせて始めた。今月は、SDGs(持続可能な開発目標)に基づいて考えた献立を「SDGs給食」として、全ての小・中学校で提供する。
 12日には、市立永山小学校の給食の時間を公開。ニンジンは皮をむかずに調理し、大豆を原料とした大豆ミートを使ってチリビーンズとして提供するなどした。
 この日の献立では、個包装を省いた揚げパンや、茎を余さず使ったブロッコリーのマリネも出した。
 SDGs給食を提供する日は、市環境対策課の職員が出張講話を行う。SDGs給食で提供する料理は、家庭でも作れるように、ホームページでレシピを公開する。
 19日には、SDGs給食の献立を基にした定食を市民向けに有料で提供する。

市町村教委

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