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市制90周年記念展「わたしたちの絵 時代の自画像」開催中

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企画特集

村上早<嫉妬―どく―>2020年、高橋龍太郎コレクション蔵、撮影=コバヤシ画廊

平塚市美術館

 平塚市美術館は市制90周年記念展「わたしたちの絵 時代の自画像」を2022年10月1日(土)から開催している。
 本展では、バブル崩壊以後、また現在のコロナ禍の厳しい社会状況のなかで、若手作家の作品や現代社会の諸問題をテーマとした絵画作品を紹介する。わたしたちの今を振り返る展覧会だ。
 自らを見つめ困難な時代を生きる我々や作家自身を表現した石田徹也、大木雄二、佐藤忠、重野克明、村上早、谷原菜摘子、山本雄教、石川美奈子、五島三子男、田中武、松本亮平、養田純奈、米山幸助らの作家の約80点の作品を展示する。
 厳しい社会状況のなかで、社会の諸問題に向き合って制作する現代作家は、ある作家は自らの心のうちを見つめ、またある作家は我々の置かれたゴミ問題や温暖化などといった現代特有の諸問題に目を向けて描いている。
 近年、社会を批判しタブーに対して異議を唱える作品が論議を呼ぶ一方で、我々と同じ立ち位置で生活し、悩み、逡巡しながら制作する作家の作品は、社会でふと感じる生きづらさや違和感を提示する。
 作品はその時代の鏡であり、今を映すもの。現代作家が、さまざまな立場で社会と向き合い制作してきた作品をみることで自らや社会を見つめ直す機会となる展覧会だ。

【展覧会概要】

名称
 市制90周年記念展「わたしたちの絵 時代の自画像」

会期
 10月1日(土)~11月27日(日)
 休館日は月曜日。
 ただし10月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)は閉館。

会場
 平塚市美術館(神奈川県平塚市西八幡1―3―3)

開館時間
 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
 ※会期等は変更になる場合あり。詳細は展覧会公式サイトを確認。

 展覧会公式サイト=http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

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