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来年度の全国学力調査、英語スピーキングも実施 「1人1台」使用し

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文部科学省

 文科省は、来年度の全国学力・学習状況調査で4年ぶりに中学校の英語を加え、スピーキングテストを1人1台の学習端末を使って実施する方針を示した。実施日は学校の通信環境などを考慮し、分散する。英語を出題するのは平成31年調査に続いて2回目となる。
 5日に開いた専門家会議で示した。来年度の調査は4月18日に実施し、中学校英語のスピーキングテストは抽出した500校程度を当日、それ以外の約9千校を4月19日~5月26日の期間内に行う。文科省のCBT(コンピュータ型テスト)システムを使ったオンライン方式を取り、当日実施した学校の結果のみを全国値として公表する。
 平成31年の前回調査は学校のコンピュータ教室などで実施し、スピーキングテストの結果は参考値として扱った。
 児童生徒質問紙調査のオンライン実施も拡大する。本年度の参加者は小・中それぞれ10万人だったが、来年度は小学生80万人、中学生20万人まで規模を増やす方向で、今後対象校を決める。調査は4月10日から5月16日までの期間に実施する。

文部科学省

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