(公財)プラン・インターナショナル・ジャパン　編

　「ジェンダー平等」という言葉を最近よく聞くようになった。この言葉は国連で採択されたSDGsにも定められていて、男女の性別に関係なく、誰もが、自分の望む将来を自分で決めるための大切な鍵となる目標。
　本書の登場人物は、近ごろなぜかモヤモヤすることが多い１４歳のハル、ジェンダーに目覚めて勉強中の１８歳のソラ、ジェンダー専門家のプラン先生。
　「女の子はピンクの服」「理系が苦手」という世間の思い込みやデートDV、「ガラスの天井」問題など身の回りにあるジェンダーに関わる課題を取り上げる。
　また、女性であるという理由だけで学ぶ機会を奪われたりする世界の問題を取り上げ、声を上げる権利を訴える。
（１９８０円　合同出版）
（Tel０４２・４０１・２９３０）