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コロナ時代に考えたい学校問題【第87回】

NEWS

青年による討論の番組を

 海外から、信じがたいニュースが飛び込んでくる。諸外国から見たら日本の政治動向やお人好し加減は理解しがたい事として映るのではないだろうか。今後、多様な価値観の中で青年達は共存していけるのか不安になる。
 更に、足元を見ると夫婦関係や兄妹関係、親戚、はたまた近隣の向こう三軒両隣も、金や利権が絡むと脆くも崩壊する。
 義に生きるとは美しいと一般的な日本人は感じられるが、それが通用しない御国柄は多く存在する。
 それにしても世界の情勢を私どもは把握出来ていない。ニュースもその視点を持てていない。島国根性を揶揄して「小島の主」と表する事がある。
 この数年テレビを観ることがなくなった。それよりもWebやラジオから情報を得ているが、何ら不便を感じない。娯楽にばかり力点を置くのではなく、教養番組を多く企画して欲しいものだ。そして、アジアや世界の青年を主役とする討論会や生番組を脚色なしでリアルにやって欲しいと私は思う。
 単に視聴率をあげる目的ではなく、地球視野を持ってリアルに考え行動させる土俵であって欲しいと常々思っている。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

コロナ時代に考えたい学校問題