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生徒指導~小学校段階での考え方~【第80回】

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生きた授業

 「あなたは授業を受けている時、幸せを感じますか?」
 学生に私はこう投げ掛ける。そのように心掛けているのである。
 幸せに難しい定義はいらない。満足感や充実感が期待できる学びは時を短く感じさせるものである。その逆は退屈、苦痛になってしまう。生徒指導の時間を児童は短く感じられているだろうかと問いたい。

 なぜ長いというイメージが強いのか。説教は長いだろうという先入観がある。これを裏切り簡潔にそして深く、分かりやすく指導する工夫に心掛けると効果は高い。
 伝わり、納得することが肝心で、教師の自己満足のために付き合わせてはならない。また、同じ話は聴きたくはないだろう。相手に伝わってこそ意味がある。

 生徒進路指導論で学生の満足度が満点となっている理由は、校長として全校指導をした時と変わらずに、学生はこの時間を過ごしていて幸せだろうか、と自戒しながら教えるべきこと、考えさせること、論議させることを立て分けて、相手の思考に合わせながら授業の素材を選びながら提示しているからである。
 よって予定通りの内容で終わることは希であるが、授業が生きているという実感はある。

(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

生徒指導~小学校段階での考え方~