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板書&イラストでよくわかる365日の全授業 小学校外国語活動・外国語

14面記事

書評

菅 正隆 編著
効果的・効率的な授業づくりに

 外国語教育の板書に関して、本書では4技能のうち、主に「読むこと」「書くこと」の手助けにすぎないものとして捉えている。他教科とは異なり、外国語教育の特殊性を踏まえてのこと。小学校段階では、「聞くこと」や「話すこと」を重点的に指導する。そのため、板書は最低限の情報提供と考え、実際に聞いたり話したりする体験をさせながら運用能力の向上が重要になる。それをサポートするのが板書だという。
 こうした考えの下、本書では1年間の授業のつくり方と合わせて黒板の適切な利用方法や効果的な板書の仕方を説明している。「授業の概要」では、本時の内容を取り上げ、「ねらい」と「評価」についても提示。授業の流れの詳しい説明には、板書例を踏まえてポイントになる点を赤字で示し、どの領域の活動を行うかについて扱っている。各単元の末には、新学習指導要領でキーワードになっている言語活動の例に加えて、ワークシートが収録されているところは特徴の一つ。「準備物」や「関連教材」も明記されている。
 本書の執筆を担当したのは、それぞれの地域で長年にわたり外国語教育に携わってきた人ばかり。本書はシリーズもので、3~6年用の4冊がある。日頃から多忙な教員らにとって多くの準備時間を減らすことができ、効率的・効果的な授業づくりを行う上で役に立ちそうだ。
(各2750円 明治図書出版)
(斉)

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