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10~17歳のネット利用機器「GIGA端末」4割

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行財政

内閣府調査

 内閣府は先月、10~17歳のインターネット利用の実態について、本年度の調査結果(速報)を公表した。児童・生徒が利用している機器のうち、学校から配布されたパソコンやタブレット端末は約4割を占めることが分かった。1日当たりの利用時間はいずれの学校種でも昨年度から増加し、高校生では5時間半を超えた。
 調査は平成21年度から継続して行っている。本年度は昨年11月から12月にかけて実施。10~17歳の3395人が回答した。
 対象とした機器はスマートフォンや携帯電話、自宅用のパソコンなど7種類。昨年度までは15種類としていたが、今回は調査対象を改め、GIGAスクール構想で整備された情報端末を加えた。
 インターネットを利用している児童・生徒は97・7%に上った。利用する機器は「スマートフォン」(68・8%)が最多。次いで「ゲーム機」(59・8%)、「テレビ」(46・7%)、「自宅用のパソコンやタブレットなど」(45・3%)、「学校から配布・指定されたパソコンやタブレットなど(GIGA端末)」(42・2%)の順に多かった。
 学校種別で見た「GIGA端末」の利用率は、小学生が50・0%、中学生が48・0%、高校生が25・5%だった。
 インターネットの平均利用時間は、全校種で前回調査から1時間程度増えた。高校生は約5時間31分、中学生は約4時間19分、小学生は約3時間27分だった。
 利用する目的は「趣味・娯楽」が最も多く、約2時間45分。「勉強・学習・知育」は約1時間1分、「保護者・友人などとのコミュニケーション」は約56分だった。

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