文科省は14日、来年４月に大学、短大などで学ぶ際の教育費を軽くする新制度が始まることから、柴山昌彦文科相が高校生らに、この制度に寄せた思いについて語る動画を公開した。
　柴山氏は「来年４月からは学びたい気持ちをさらに応援し、経済的理由で諦めることがないよう給付型奨学金の額を大幅に増やす。合わせて授業料や入学金も支援する。対象者も住民税非課税世帯に準ずる世帯に拡大する。高校などの成績だけで判断せず、学びたい意欲を何より重視する。進学後は学びたい気持ちを持ち続け勉学に励んでください。だれもが負担する消費税を財源としている。学生としての本分を果たし、卒業後には学びを生かしてそれぞれの道で活躍し、社会に貢献することを期待する」などと語っている。
　合わせて今月末までに高校などを通して、この制度に関するリーフレットを生徒に配る。６月以降は給付型奨学金の募集案内を配り、申し込みを受け付ける。