東京国立博物館

　東京国立博物館（東京都台東区）は特別展「国宝　鳥獣戯画のすべて」（共催＝高山寺、NHK、朝日新聞社他）を4月13日（火）より開催する。
　国宝「鳥獣戯画」は、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた作品。本展では、展覧会史上初めて、甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、会期を通じて一挙公開する。加えて、かつて4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本も集結。
　「鳥獣戯画」が伝わる京都の高山寺は、鎌倉時代の僧、明恵上人によって再興され、今も多くの美術品が伝来している。本展では、重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとする高山寺選りすぐりの名宝などから、明恵上人の魅力にも迫る。

【展覧会概要】
　名称＝特別展「国宝　鳥獣戯画のすべて」
　会期＝4月13日（火）～5月30日（日）※月曜休館（ただし5月3日（月・祝）は開館）
　会場＝東京国立博物館平成館（東京都台東区上野公園13―9）
　開館時間＝9時～19時（最終入場は18時）
　問い合わせ＝050・5541・8600（ハローダイヤル）
　※事前予約制（日時指定券）
　公式サイト＝https://chojugiga2020.exhibit.jp/