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「いつもの松山市ね…」いえ!今年は一味違います!~SDGs編~

11面記事

企画特集

愛媛県・松山市

 令和3年も教育旅行業界は新型コロナウイルスの影響を受けた年だったのではないだろうか。
 昨年に引き続き、慣れない行き先・時期の変更を余儀なくされた修学旅行は少なくないと思慮される。
 そのような状況下であっても、修学旅行の行き先として選ばれるべく気炎を吐いていたのが松山市だった。
 コロナ禍だからこそできるさまざまな取り組みを行ったことや、今まで修学旅行の受入のために行ってきた活動等が評価され、過去最高を記録した昨年度の140校を更に上回り、160校以上の修学旅行数となりそうだ。
 今後、松山市がさらに『選ばれる修学旅行先』となるために、新たな取り組みとして「SDGs修学旅行」の実現に向けて調整を進めている。

SDGs修学旅行を目指して
 2030年までに世界が達成すべき17の目標を示した「持続可能な開発目標」であるSDGs。松山市では、多種多様な体験メニューが、SDGsの観点ではどの目標に当てはまるのかを分類し、事前資料となるパンフレットに記載して教育現場のSDGs学習へのロードマップの一つとなるように整備を進めるほか、地元企業とタイアップしたSDGs専用の体験メニューを複数作成予定であり、令和4年度から実施できるように鋭意取り組んでいる。

「観光」を通じて「感幸」に
 コロナ禍、学習指導要領改定、時期・時流など、さまざまな要因により修学旅行の形態や求められるものなども変化している。
 修学旅行生や関係する業界の皆さまを含めたサポートを行い、「すべて」の方々に選ばれる観光地・松山であることができればと願う。
 ぜひ、松山市での「観光」を通して幸せを感じ「感幸」していただければ、文字通り幸いだ。

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