鈴木　裕介　著

　著者はライフワークとしてメンタルヘルスの問題と向き合う心療内科医。本書はピンチに直面した子どもに向けて、課題を切り抜けるために役立つ考え方や知識を伝える内容。
　「生きることはゲームに似ているところがある」という著者の考えを基に、人生をゲームに例え、さまざまなピンチに対して、「はなす」「たよる」「ちしき」「にげる」の力をレベルアップしながら、切り抜けることを目指していく。
　全３巻構成で１巻目はスクール編。友達とのけんかやいじめを見掛けるなど学校で直面した１３の課題について、自分ならどうするかを考えさせる。そして、著者の考え方と心を守るためのヒントを提示して解決の手助けをする。第２、３巻はホーム編、ソーシャル編。（小学校低学年から）
（３３００円　鈴木出版　Tel０３・６２７２・８００１）