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感性を刺激する、個性豊かな外観を演出する外壁「LAP―WALL(ラップウォール)」

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施設特集

ケイミュー

 周辺環境と調和しつつ、個性も兼ね備える園舎。それを実現したのが、広島県尾道市の「学校法人 華野学園 スミレ幼稚園」である。設計された大旗連合建築設計(株)に設計のコンセプトを聞いた。
 「街中に建つ園舎とは異なった豊かな環境下にあるため、余計な建築的操作をせず、周辺環境に対して極力シンプルにつながりつつ開ける、最もオーソドックスなL型の配置計画としている。保育室に面して約4mの半屋外の広い縁側を隣接させることで、雨の日でも保育室から出てすぐ元気に遊び回れるバッファ空間を確保した。外観は周辺の住宅に倣った小さな家型のボリュームを連ねることで、ひとつの集落のような屋根シルエットとし、スカイラインを意識したデザインとしている」と同社。
 外壁にLAP―WALLを採用し、屋根材と同じ「グランネクストsimple グラッサブラック」を採用した理由は「家型のシルエットを屋根と外壁同材でシンプルにつくれるので採用した。シックなイメージの外観を要望されたので彩度が低く、柄の少ないグランネクストシンプルの色味がイメージとマッチし、採用に至った」とのこと。言われなければ幼稚園だと分からないシックで落ち着いた外観の園舎となり、満足しているとの評価だ。
 カラフルでポップな園舎とは一線を画す個性的なデザインが、子どもたちの想像力や好奇心をかき立てそうだ。

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