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「祈り・藤原新也」展開催中

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企画特集

世田谷美術館

 世田谷美術館は「祈り・藤原新也」展を2022年11月26日(土)から開催している。
 本展は、「祈り」をキーワードに、初期作から最新作までの写真作品や文章を一堂に展示し、藤原新也の多彩な仕事を立体的に展開する。
 東京藝術大学在学中からアジア各地を旅し、1970年代に写真とエッセイによる「インド放浪」、「西蔵(チベット)放浪」、「逍遥游記(しょうようゆうき)」を発表した藤原。1983年出版の「東京漂流」はベストセラーに、「メメント・モリ」は当時の若者たちのバイブルとなった。1989年には、アメリカを起点に西欧へと足をのばし、帰国後は自身の少年時代を過ごした門司港で撮影した「少年の港」をはじめ、日本にカメラを向ける。
 これまで、写真サロンやギャラリーで数多くの個展が開催されてきたが、公立美術館で大規模に開催される個展は今回が初めて。200点以上の写真と言葉により、50年以上にわたる藤原の表現活動の軌跡を俯瞰する初の機会となる展覧会だ。

藤原新也
 1944年、福岡県門司市(現・北九州市)生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻に入学後、アジア各地を旅し1972年に処女作『インド放浪』を発表。第3回木村伊兵衛写真賞、第23回毎日芸術賞を受賞。著書に「全東洋街道」、「東京漂流」、「メメント・モリ」、「アメリカ」、「渋谷」、「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」、「日々の一滴」など。写真集に「少年の港」、「千年少女」、「花音女」、「神の島 沖ノ島」(共著)などがある。

【展覧会概要】

名称
 「祈り・藤原新也」展

会期
 11月26日(土)~2023年1月29日(日)
 ※休館日は月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)。
 ※ただし1月9日(月・祝)は開館、1月10日(火)は休館。

会場
 世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1―2)

開館時間
 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
 ※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。

 公式サイト=https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00211

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