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拉致問題扱った活動、エッセーに 中学校教員が書籍

3面記事

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 都内の公立中学校で数学科の教員を務めながら、北朝鮮による拉致問題の解決に取り組んできた佐藤佐知典さん(63)が、自身の教育活動をエッセーとしてつづるとともに、生徒による作品や、拉致被害者と交わした手紙などを文庫本にまとめ、刊行した。この問題を解決に導くため、次世代に事実や被害者の思いを伝えていくことを強調。今後の学校教育活動にも参考にできる内容となっている。
 書名は「横田めぐみさんから届いた『命の手紙』」。北朝鮮に拉致され、帰国がかなっていない横田めぐみさんに対し、佐藤さんの教え子は手紙の形式で思いをまとめるとともに、めぐみさんの思いを想像して父母の滋さん、早紀江さんへの手紙を書くなどしている。そうした作品を転載した。
 一冊770円で、売り上げのうち印税相当分は全額を拉致問題解決と拉致被害者救済のために充てるという。文芸社から出版。インターネット通販で購入できる。

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