井本　陽久・土屋　敦　監修
光丘　真理　著
コマツシンヤ　画
おおたとしまさ　解説

　登場人物は、思ったことをすぐに口に出して「わかりません」と平気で言えるタイガ、マイペースで周りからは「不思議ちゃん」だと思われているシホ、そして学校での成績はトップ、でも塾では苦戦中のカズ。
　タイガは教室に張られたモーツァルトのポスターを見て、人間であれば視線が合わなくなるのに、絵の中の人物は角度を変えても目が合うから「不思議だ」と言う。友達からは、ポスターが平面だからそう見えるだけだと言われるが、本書は「どうして？」と問いを持つことが学びの始まりと指摘する。
　著名講師２人とジャーナリストが協力して「学ぶ」楽しさを伝えている。（小学校中学年から）
（９９０円　Ｚ会　Tel０５５・９７６・９０９５）