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大久保俊輝の「休み中に考えたい学校問題」【第68回】

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果てしない欲望

 果てしない欲望が内存していることがよくわかる。ギャンブル依存でパチンコ営業店に遊ばれている行政が見える。
 すなわち駄々を捏ねて自己主張すれば、制約が出来ないという実態である。生活権や雇用を盾にすると弱腰となる行政と間にあるバワーバランスが情けない。
 しかし、その背景には法律の運用や解釈がある。こうした人道というレベルは法では裁けないのである。よって、恨みをはらすとしたドラマや映画がヒットするのだろう。

 法よりも宗教が優先される国もある。ある意味、怖い気もするがこうした事態になると、日本という国の無秩序が恥ずかしい気がする。
 最近共感しているのは、ラッセル・ミッターマイヤー博士の主張。すなわち「自然を破壊し増え続けた人類」、それは病原体には好都合な環境となっているという。自業自得の現実である。
 さらなる困難な未来が待っているのかもしれない。今、教えている学習内容や手法で問題を解決していけるのだろうか。その視点から、人類が共通して学ばせる事が必要なのではないだろうか。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

大久保俊輝の「休み中に考えたい学校問題」