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生徒指導~小学校段階での考え方~【第178回】

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オノマトペを使おう

 小学校では「オノマトペ」を使うと効果が出やすい。躾もそうで、「足を着けて、背筋をちゃんと伸ばしなさい!」ではなく、「ピタ」「ピン」など擬態語、擬音語でイメージさせて教える事である。ポイントは分かりやすく相手に伝えたい心とそのための工夫にある。
 何事も自分本位だと配慮に欠ける。伝えたいならば、場づくり、表情、言葉遣い、心遣い、間の取り方、相互の体調などを見極めて臨む事である。

 相手がいかなる人であろうが、見くびらず、侮らず、丁寧に接する人は、一流に近い。「教えてやってる」ではなく、如何に引き出すかが教育の醍醐味なのである。元を忘れず、末を乱さず、いかなる立場になろうとも誠実な姿勢を保てる人は、結果とした親からも子どもからも信頼される人格を自然と築き上げていくことになる。

 生徒指導には、即刻指導すべき時と敢えて様子を見る時がある。この判断を間違えると、効果は期待できないどころか逆効果になる。
 その違いは、相手に指導が一番伝わりやすく、効果が高くなるか考え、相手のために一番よいタイミングで行うことに尽きる。
 こちらの都合を先にすると効果は半減する。「その他大勢」の為ではなく、あくまで、その一人の為になすべき誠意ある指導を「生徒指導」と呼ぶ。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

生徒指導~小学校段階での考え方~