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理科授業の実践で手引書を刊行

7面記事

書評

教育出版

 教育出版はこのほど、「小学校理科 授業実践ハンドブック」(角屋重樹・林四郎 監修、石井雅幸・稲田結美・木下博義・松浦拓也 編)を刊行した。本書には、授業づくりや指導計画・評価に加え、観察・実験の授業で押さえるべき事項に関してイラストや写真付きの解説を収録。授業実践の手引書だ。
 「理論編(1)(2)」「授業編(1)(2)(3)」「観察・実験編」の3部構成。原則として、各項目は1ページもしくは2ページでまとめられている。読者の必要な情報に合わせ、読みたい部分を即座に開いて参考にすることができる。
 特色の一つになっているのが「観察・実験編」。本書では、最も多くのページを占め、押さえるべき事項の説明が分かりやすく掲載されている。「計測器具」「観察器具」「薬品」など、テーマ項目を22に分類。さらに「KEY WORD」「POINT」だけでなく、活用する学年や場面を明示し、安全指導上の留意点も押さえている。読みやすさと使いやすさ、検索のしやすさを十分に考慮した紙面作りとなっている。
 理科専科はもちろん、若手教員や理科指導が苦手な教員などを対象に、指導の充実に向けて参考にしたい一冊となっている。
 A5判、356ページ。定価3520円。
 https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/

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