博報堂教育財団こども研究所が「2024年の気分調査」結果を発表
4面記事2025年は「平和で戦争のない世界」になってほしい
博報堂教育財団
(公財)博報堂教育財団の調査研究機関、こども研究所は、「2024年の気分調査」の結果を発表した。同研究所では、小学校4年生~中学校3年生300名を対象に「前週の心に残ったできごと」や「しあわせ点数とその理由」などを聞く「いまの気分調査」を隔週で実施している。この特別編「2024年の気分調査」では、小学校4年生~中学校3年生の対象者を600名に拡大。2024年1年間の「心に残ったできごと」などに加え、「2025年の目標や期待」を聞いた。さらに、15~79歳計700名にも同じ調査を実施し、小中学生の結果と合わせて2024年を振り返った。
2024年の1年間の心に残った出来事は、小中学生では「家族や親せきとの旅行」が最も多く、次いで「学校の修学旅行・課外授業」という回答が多かった。また、高校生/大人でも「旅行」が最も多く、次いで「家族や親せきの病気・不幸」が多かった。コロナ禍が一段落して、修学旅行や宿泊学習が平常通り実施されるようになったことがうかがえる。最も心に残った出来事について、どんな気分になったかをオノマトペで回答する「気分オノマトペ」は、小中学生と高校生/大人の両方で「わくわく」が最も多かった。
この一年、自分のことをどれくらい「しあわせ」だと感じたかを0~100点満点で聞いたところ(しあわせ点数)、小中学生の平均点は81・5点。高校生/大人は、64・7点だった。
本年2025年について、「自分自身や身の回りのこと」への目標や願望は、小中学生で最も多かったものは「勉強・学校生活関連」で、高校生/大人では、「自分自身や家族の健康」だった。「社会や世の中のこと」への期待や願望は、小中学生が「平和で戦争のない世界」を望む回答が最も多くあり、高校生/大人は、「物価安定・インフレ抑制」が最も多かった。
なお、2017年10月から最新のしあわせ点数の推移を始めとする「いまの気分調査」の結果は、こども研究所のサイトから見ることができる。
「2024年の気分調査」調査概要
調査エリア=全国
調査対象=小学校4年生~中学校3年生男女 600人 15~79歳男女 700人
調査時期=2024年11月17日
調査方法=インターネット調査
調査機関=QO株式会社
(公財)博報堂教育財団こども研究所=https://kodomoken.hakuhodofoundation.or.jp/