演習でのグループ発表

　高知県教育委員会主催の令和元年度学校安全推進協議会が、8月21日に高知市内で開催された。「登下校中の交通事故や学校内外での不審者による事件等、子どもたちの安全を脅かす事件・事故等が依然として発生しているなか、各学校において、実践的な安全教育・安全管理等を推進することができるよう、交通安全教室等の講師となる教職員等の育成や、事件・事故発生時の初期対応等における教職員等の資質向上」を図る。
　最初に、「通学路の安全確保と効果的な交通安全教育に関する最新動向」と題して小川和久・東北工業大学教授が講演。幼児期・児童期・青年期における「発達段階に応じた効果的な教育方法」を紹介した。また講演の後、校種別のグループに分かれて演習を行った。「系統的なカリキュラムを構築する」、「年間指導計画に落とし込む」などの課題について、熱心に話し合った。
　また、高知県教委安全対策課は、「『高知県安全教育プログラム』に基づく安全教育の進め方」と題して話した。高知県では、平成25年に「高知県安全教育プログラム」を作成したが、当日は文科省が発行した「学校の危機管理マニュアル作成の手引き」の説明などをしながら、安全教育の進め方を解説。「生き方」を学ぶ安全教育の必要性を訴えた。