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千葉県教委がセクハラ調査、冗談や生徒指導の中で発生

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都道府県教委

 千葉県教委の平成30年度のセクシャルハラスメント、体罰に関する調査結果を公表した。調査は千葉市立の学校を除く、公立学校の児童・生徒及び県立学校の教職員を対象に実施。授業中の冗談や教材の説明の中での発言、部活動中や服装頭髪指導時の対応をセクハラだと感じたものが多いことが分かった。
 前年度と比較し、セクハラを受けたと回答した児童・生徒の割合は0・1%とほぼ同率で、人数は424人と116人増加した。被害内容は「性的な話をされた」「みんなの前で容姿を話題にされた」「必要以上に体に触られた」が多く、ここ数年と同様の結果になった。
 体罰の報告は高校生で1件。前年度、前々年度では0件だった。
 教職員へのセクハラ調査では、94人がセクハラを受けたと回答。前年度から4人減少した。被害内容は「容姿・年齢・結婚・妊娠などを話題にされた」が最も多かった。
 調査期間は昨年の12月から今年1月にかけて実施。平成30年4月1日から回答日までの状況について尋ねた。対象になった児童・生徒48万9473人と職員1万2380人のうち、94・6%の児童・生徒と92・9%の職員から回答を得た。

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