日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

コロナの影響調査 ネットに接する時間、小6は長くなる傾向

3面記事

都道府県教委

兵庫県教委調査

 抽出した小・中学生を対象に、新型コロナウイルスの心理的影響を継続して調べている兵庫県教委は、本年度第2回実施分の結果を公表した。5月に行った1回目の調査と比べ、11月に行った第2回調査では、小学生がインターネットに接している時間は長くなる傾向が見られた。リラックス法を知っていると答えた児童・生徒は増えていた。
 この調査は「新型コロナウイルス感染症の影響に関する心のケアアンケート」の名で昨年度は3回行っている。本年度の第2回調査は昨年11月、小学校6年生と中学校3年生を対象とし、2482人から得た回答を集計した。
 「ゲーム・SNS・動画など、ネットを使っている時間」について1日当たりの長さを挙げてもらったところ、小6は「していない」「1時間以内」が減り、「1~3時間」「3~4時間」「4時間以上」が増えていた。中3は「していない」「1~3時間」「3~4時間」が増え、「1時間以内」「4時間以上」が減っていた。
 「自分の気持ちがリラックスする方法」について尋ねた結果では、知っていると答えた割合が増えていた。
 この設問では、「知っている」にどの程度、当てはまるか答えてもらった。「当てはまる」または「少し当てはまる」を挙げた割合は、小学生は9・5ポイント増の63・5%、中学生は8・2ポイント増の66・2%だった。

都道府県教委

連載